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昼下がりのCDラジカセ解体 ~Week End Destroy~ 

タイトルでWeek Endとか書きながら編集に手間取って日を跨いでしまった!でも気にしない!

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姉が長年使っていたラジカセを捨てるなんて言い出したから、どうせ捨てるくらいならワイが引き取っちゃるで、ついでにイロんなとこ弄くりまわしたろかゲヘヘとばかりに半日かけて分解せしめたので、その一部始終をどうぞご覧くださいませ。
ぎょうさん可愛がってやるからのぉグフフ。あ、このノリ気持ち悪いな・・・。

2_20091031153848.jpg
例によって裏返してネジ探し・・・のはずが、ね、ネジがないだと!?

ちなみに98年製です。姉が中学生の頃に買ったものだったかな?前世紀の製品だぜ。CDからMDにダビングするのが当たり前になった時代に、CDとラジオとカセットの機能のみに留めたのはどういう理由だったんだ。そしてそれを選んだ姉もどうなんだ。実際、後にMDラジカセを手に入れたオレが姉に代わって数年に渡って延々ダビングし続けることになったのだから積年のアレもございますよ。

その全ての原因たるCDラジカセを今こうして手にかけているのだ。ネジの一つや二つ見つからなくともモチベーションが下がるはずがない。

6_20091031153848.jpg
アンテナ取った。
根元のネジを回したらあっさり外れた。アンテナって意外と簡単な作りしてんだよな。
このアンテナの基部は真鍮なのな。

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よくよく見たら取っ手のすぐ後ろにネジがありました。矢印のところ。
取り急ぎ外す。

でもこれを外したところでまだ意味ないんだよ。
普通この手の製品って半分に分割されるようになっていて、半分になったところに細かいパーツがくっつく構造なのが当たり前。だからまず最初は一番大きく分割できるネジを外さなければならないんだよ。
このラジカセは前後で分割されるので、取っ手の後ろのネジを3つ外したところでどうにもならないわけだ。

8_20091031154051.jpg
本体側面。なんでこの穴に気付かなかったのか。ネジ穴でなければこんな穴を開けるわけないのに。
「裏面にネジがある」というセオリーにばかり気を取られて、冷静に全体を観察する事を忘れていた。まだまだ一人前には程遠いという事か・・・。

9_20091031154051.jpg
ほら、裏面にだってこうして角度を変えたらネジがあるじゃないか。裏面だからといって必ずしもネジを見やすい位置に配してるわけではないって事だ。正直ここまでしてネジが見辛いように工夫してるとは思ってなかったからてこずったぞ。

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更に電池ボックスを開けた中のかなり奥の方にもネジを発見。筐体が鏡のようになってネジがくっきり写りこんでいる。
こいつを外すには手持ちのドライバーでは短すぎたため、お父さんの工具箱から長いドライバーを持ち出してきて対処した。つうかお父さんはなんで工具を持ってるんだ。特にそういう趣味があるわけでもなし。

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くぱぁ

ネジを一つ一つ慎重に外し、ようやくここまで辿り着いた。かなりしっかり噛みあってるらしく、ほとんど力ずくでこじ開けるような格好になってしまった。もうちょっとスマートに分解できるようになりたい。

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分割した様子である。この瞬間が気持ちいい。
画像の奥のパーツは前面にあたる部分で、スイッチやスピーカー、CDトレイのせり出し機構が収まっている。

それ以外の基板などのパーツは全て背面にギッチリである。

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今回の目的の一つである。
直径約100mmのダイナミック型スピーカー。要するに普通のスピーカーです。

表面に印刷されている内容を検索してもこれといったものが出てこないので、古くてほとんど市場に出回っていないか絶版になったもの、あるいは安く買い叩いた製造国不明のもののいずれかだと思う。他の可能性もあるけど。こういう時にネットの限界を感じる。いっそ古いカタログを探した方が出自を確かめられるんじゃないかな。まぁそこまでこだわらないからいいんだけど。

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このゴッタ煮な感じ。基板が上面に付いていたり、CDプレイヤーの収まる空間があるおかげで、捻りの利いた非常にかっこいい空間構成になっていると思う。どことなくシド・ミードの世界観に通じるところがある。

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CDプレイヤーの心臓部。ヘッドとCDを回転させるテーブルとがすっきりと一まとめになっている。

このCDプレイヤーはCDを上から押さえつけるようにして回転を安定させているので、このユニットもそれに合わせた設計になっているようだ。ユニット全体がバネの上に載っているという面白い構造をしている。

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これがCDを押さえるパーツ。バネの力で押さえるだけ。
これ、本当に必要なのか・・・?

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背面パーツの左側には電源が入っております。結構な重さのコイルだが今回こいつはスルーの方針で。

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逆側にはラジオの基板・・・だと思う。奥にアンテナが繋がるようになってます。

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カセットデッキを取り外す。一番最初に外したネジがようやくここで役に立った。結構なボリュームでごっそり外れたな。

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黒い部品はスイッチカバーになってます。
こいつを押すと・・・

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基板に付いている赤いスイッチをカチッと押しこみます。

注目するべきは金属のバネを使わずに樹脂の弾性を利用したスイッチになっている点。指で押しこんで跳ね返る感触を生み出しているのは、スイッチカバーそのものなんですね。

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こうして見ると分かりやすい。金型は最小限で一体成型。パーツ点数を減らして効率よく作ってるわけです。10年程グネグネさせてもへたれない樹脂っつうのも考えてみれば凄いな。

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スライドボリューム。

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こうしてスライドさせると電気抵抗が変わって音量が大きくなったり小さくなったりします。見た目がどんなに高そうなオーディオ機器でも一皮向いてしまえば大抵こんな感じの安っぽいパーツが出てくるもんだ。オーディオで大事とされている事の3割くらいはオカルトなんだよ!

電気抵抗を変化させられるので、ボリュームの事を「可変抵抗」とも呼びます(厳密には可変抵抗にも特徴ごとにいくつか種類がある)。原理的には捻るタイプのボリュームも同じです。

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さてカセットデッキである。案外すっきりまとまってる。このサイズのままカセットデッキとして作り直したらそれなりにコンパクトにまとまりそうな気がする。

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基板を外す。
親切な事にネジを留める場所を基板上に指示してくれてました。こういう心遣いが嬉しい。まぁ純粋に作業効率の向上のための親切であって、バラバラに解体する人のための気配りではない訳だが。

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キタコレ。ハイパーメカメカタイム。
真ん中の丸い奴がモーターで、ゴムベルトを通じて左右に分かれたカセットデッキに回転を伝えます。つまりこのモーターが唯一の動力なのな。

ラジカセ自体は高校の頃に一度分解した事があって、当時美術部に所属していたのでパーツを再構成して作品に仕立て直したりしていた。初めて覗いたラジカセの内部構造に感嘆した覚えがある。
その時の気持ちを思い出した。いつ見ても見事だ。機械時計を思わせる精巧さだ。

しかし機械時計の構造は、長い歴史の中で機能の向上と並行して「見せる」という側面も洗練させていったので、隠す一方のラジカセの構造とは根本的な違いがある。
個人的にどちらが好きかと問われればもちろんラジカセの方なんだけどな。見せることを考えちゃったらつまらんよ。見えないところで極限まで突き詰めたものを見たいんだ。隠されている方がいい。

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この色気のないみっしり感。複雑な形のアルミパーツが効率良く機能している。誰にも媚びず、ひたすらにストイックだ。

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泥臭さすら感じる構造美を、時に物の影から、時に大胆に覗き見ようと言うのだ。

いいじゃない。いいじゃないのよ。いいよこれ。

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ひとまず真っ二つにして落ち着いて作業する。右側のデッキを出来る限り分解して楽しむ。

モーターを除けばカセットデッキ自体は二つとも同じ構造なので必要以上にばらす必要はないのです。何度も同じ事やったってしょうがないし。

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で、こんな感じ。
流石に数あるねー。電子的な制御でなくて、機械的な操作だけできちんとカセットを再生できるんだから、このシステムを最初に発明した人は凄いよな。改めて驚かされる。
ここまで分解してしまうといくら慎重に作業しても元に戻しようがないので、細かく分別して捨てる事にしました。このレベルまで分別して文句を言う自治体なんかないだろう。というかあってたまるか。

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たった一つのカセットデッキにはこんなにバネがあるんだよ。しかもこれ以外にギヤに組み込まれたバネがいくつかと、作業中に部屋のどっかに吹っ飛んでいったバネが一つあるから、実際には全て網羅してるわけじゃないんだ。
バネの太さや巻き数など、全て微妙に違いがあって面白い。それぞれの形にきちんと意味があって、別の場所では全く役に立たないってのがすごいよ。

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カセットのスイッチの回転軸になっていた金属棒。固定の仕方が両端をワッシャーで締めつけただけというびっくり構造だった。規格品で要を満たそうという事なんだろうか。

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さてCDプレイヤーの分解に移ろうか。
外周部の3つの白いパーツの下にバネが仕込んであり、前述したクッションの役割を生み出している。

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カセットデッキと比べると実にシンプル。当たり前だが。
基板上にある2つの丸いもののうち、左側が読み取り用ヘッドを移動させるモーターで、右側がCDを回転させるモーターになっています。CDプレイヤーの動作自体は基本的にこの2つのモーターの制御で成り立っているので、カセットデッキのように複雑にはなりようがない。その代わりレーザーで情報を読み取るために段違いの精度が求められるってわけだ。観賞用としてはつまらない。

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ウォームギヤとかレーザー用のレンズとか魅力的なパーツがそれなりにあったりする中、オレの狙いは取りも直さずモーターです。
この通り、要らなくなったCDプレイヤーからは2つのモーターを確実にゲットできるのでおいそれと捨てるには惜しい素材なんだよ。MDプレイヤーでも可。
ポータブルなら薄いモーターも出てきたりして、それはそれで活用用途に幅が出そうで面白そうだ。

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今回の拾得物。
各種バネ、各種ギヤ、金属棒、モーター、ゴムベルト、そしてスピーカー。思いのほか大漁である。

残ったパーツは組み上げて、軽トラで廃品を回収して回っている謎の業者(あれは一体なんなの?)に引き渡してしまえばおしまいだ。仮に回収業者が悪徳でも、目ぼしいパーツは抜き取ってあるから転売もできまいて。いや、むしろこの状態じゃ引き取ってもらうことすらできないのか?

まぁいいさ。元からこいつはゴミのはずだったんだから今更大した違いなんかあるもんか。
とにかくおつかれさまでした。

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