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久々に映画の感想でも 

ここんところ時間を見つけては学校の図書館でDVD観たり映画館行ったりして適度に刺激をもらうようにしてます。

その感想もそのつど書こうとは思うものの、ほかのネタを書いているうちに忘れ去られてしまったりして、観たけど感想書いてないよって作品がテンコ盛りになってしまいました。

今宵はそれらの作品に一区切りをつけるべく腰を上げようかと思います。せっかくパソコンも入った事だしじっくり書くぜ。

まぁ思い出せる限りで、ね。
なんせ16個もあるんだから記憶にも限度ってものがある。

デイヴィッド・クローネンバーグ「ザ・フライ」「ビデオドローム」

どう考えてもクローネンバーグは変態だと思うわけです。だがそれ以上に凄い内臓感覚の持ち主だなとも思う。
「ザ・フライ」と「ビデオドローム」の両方で言えることだけど、破滅的でグロテスクで登場人物のモノの考え方が異常なあたりが最高です。

「ザ・フライ」はタイトル通りハエ男の話ですよ。物質転送装置の実験中にちょっとしたミスから主人公とハエの体が融合してしまうという有名なアレです。

主人公がハエと融合した後の描写がマジでキモイの。
恋人がビクンビクン動く巨大なウジを出産したり(免疫がない人はトラウマになりかねないので見ない方がいいと思う)、不要になった歯や皮膚がボロボロと剥がれ落ちていくシーンは流石に頬がヒクヒクしましたよ。
終盤になって最終形態に脱皮するシーンなんかイヤーーーーッ!!ってなること請け合い。オレみたいなのが言うのもなんだがマジで生理的に無理。
この映画をCGまみれの映画しか知らないような平成生まれに見せてやりたい。吐き気を催すレベルの特殊メイクの素晴らしさを是非とも知って欲しい。圧巻だぞ。演じているジェフ・ゴールドブラムの面影なんかまったくもってゼロだかんね。

それでもこれラブストーリーなんだぜ。ちゃんと成立してるんだよ。ホラーにも程があるけどな。
グロいのが平気な人は一度見てみてもいいんじゃないでしょうか。

「ビデオドローム」は高校の頃に知って以来探してた映画なのだけど、どこもレンタルしてなくて半ば諦めかけていたところを、日芸の図書館にあることを知り大喜びで観ようとしたら江古田校舎から取り寄せないと観れないなどと言われ、じゃあ取り寄せて下さいと言ったら来週になりますがよろしいですかなんてこと言うの。ある程度内容は知ってたのでこんな映画をわざわざ取り寄せるのも人格を疑われそうで迷ったけど、ここで観ないわけにはいかないと思い直してお願いしました。
次の週になってようやく観れたわけですが、これはまた期待通りショッキングな映画でしたよ。

肉体化したテレビ画面に上半身を突っ込む有名なシーン以外にも、腹に開いた穴に銃を隠したり、その銃と手とが一体化していく描写がこれまたエグイ。そしてエロイ。美しい。
毎日何を食べたらこんな発想ができるようになるんだよ。

終盤からラストシーンまでの流れが神がかり。
最終的に新しい人類への革新を起こすと自惚れる主人公は次の段階へ進むために自殺するんだけど、「ザ・フライ」の主人公と違ってこいつは野望を抱いたまま自殺するんだよね。
展開が唐突な気もしたけど、まぁいいよ。十分過ぎるほど面白い。

はっきり言ってこの人の映画は理解不能です。
映像のパワーだけでもお腹いっぱいになれるので、そういうのが観たい人だけ観ればいいんじゃないでしょうか。
あんまりレンタルしてないけどな。


カート・ウィマー「リベリオン

歪斗先輩が大好きな映画ですね。初めて観ました。
カッケーよこれ。なんだよガンカタとか。カッコイイじゃないの。

話も実際にあったら何気に重い内容ではある。理想世界なんて結局人には成し得ない夢なのかと。

これ作るのにスタッフは気合入れまくったんだろうな。それこそノリノリだったと思う。なんせクリエイターとしてのアイデンティティーを語らなければならないんだから。
精神・思想の自由を認めなければ人として生きる意味がないというのがメインの主張だろうが、敵側の考え方も絶対的な悪ではなく、むしろ平和のために感情を切り捨てざるを得なかった事情がひしひしと伝わってくるので十分共感できる。

人間バンザイな映画は基本的に好きです。人はこうあるべきという主張がハッキリしてるから歯切れがいい。分かりやすい。感情移入しやすい。

そして真の主人公は主人公の子供達だと思うわけです。この話の中で彼らこそが最強だと思う。


ジョゼッペ・トルナトーレ「ニュー・シネマ パラダイス

恥ずかしながら初めて観ました。名作中の名作、ニューシネマ・パラダイスです。

「映画が好きならこれを見ろ」とよく言われているのにも大納得。
映画愛に溢れた素晴らしい映画だった。
ラストが・・・ラストで涙腺崩壊間違いなしですよ。
観終わったあとの清々しい気持ちはなんなんだ。幸せいっぱいな感じ。

モリコーネの音楽が良かったです。
あと監督の名前言い辛いよね。


リドリー・スコット「ブレード・ランナー」

テレビで観た事ある程度で、ノーカットで観たのは初めてでした。
リドリー・スコット愛してるよ。この人はマジで好きだ。

この映画ってどう見てもAKIRAとか攻殻機動隊なんかに影響与えてるよね。いや、よく知らないけど。ガジェットがまんまだな、と。
つうかシドミードのデザイン凄いよ。何度見ても美しいと思う。

う~ん。
この映画を観る度に思う事なんだけど、機械が限りなく人に近づいたらそれはもう人なんだっていうのは分かるよ。でもイコール命なのかと。
いやまぁそこは大してストーリーと関係ないからどいいんだけど、結局この映画は機械にとっての生命観が人となんら変わりないこと言いたかったのか?
この手の話は頭がこんがらがるからあんまり考えたくない。

この映画って監督的には色々と不満らしくて今度また完全版が公開されるよね。今度こそ完全版らしいから。
果たしてどうなることやら。期待して待ちましょう。

とりあえずハリソン・フォードのナレーションは要らないなって思いました。
あれのおかげで話の流れがかなり分かりやすくなってるけど必要ないと思う。


エリック・ブレス&J・マッキー・グラバー「バタフライ・エフェクト

これは脚本の出来が凄いですね。傑作。とても面白い!
タイムトラベルものって破綻しがちだけど、移動する時代の範囲を限定したおかげで無駄なく仕上がってる。

「時をかける少女」で唯一気になってた「時間を跳躍する装置」という部分が「身体能力」に置き換わってる点を除けば「バタフライ・エフェクト」と「時をかける少女」はだいたい一緒です。
まぁそれをどう見るかは人それぞれだけど、オレは甲乙つけ難い完成度だと思う。

オアシスの曲が良いタイミングでかかるんだわまた。


荒牧伸志「アップルシード」

この映画に関しては色々と言いたいことがある。

まず映画の目玉になっているフル3DCGについて。
トゥーンレンダリング自体にそこまで期待してないオレにとってこの映画が更に不信感を煽る結果になった。

そもそもアニメ調にしておきながらそこまでリアルな描写にする必要があるのかと。リアルにするだけならアニメじゃなくて実写でやればいいのにって心の底から思う。

アニメの最大の面白さって現実では有り得ないモノを描けるってところだろうし、そういう意味で「アニメは子供のモノです」って言われてもオレは何も文句などない。それで正しいと思う。
それでも大人もアニメを観たいというなら「風の谷のナウシカ」とか「AKIRA」とか「パプリカ」とか観ればいいよ。アニメの醍醐味を味わえつつ大人の目でも鑑賞できるでしょ。

だから「アップルシード」の実写寄りのカメラワークも正直面白味に欠けるなぁとしか写らないわけよ(映画評論家の前田有一によれば、逆にいつでも実写でも使える実力を持っている事の証明になっているということらしいけど)。

機械の生命観に関わる話でテーマ自体は好きです。だけどシナリオが中途半端なハリウッドじみててなんとも言えん。どうせアメリカっぽくするならクライマックスの後に本当のクライマックスを用意してくれれば良かったのに。

今年の冬に続編「EXMACHINA-エクスマキナ-」がやることだし、一応チェックしておこうかと思う。音楽がありえないくらい豪華なのでそこも注目したい。デゥナンもやたらキレイになってる事だし。
あとこのスタジオは二瓶勉の「BLAME!」の映画を作ってる(らしい)のでしばらく様子を見ることにします。


大林宣彦「水の旅人」

小学生の頃に地元の子ども会で観に行った映画。ノスタルジーに駆られて観ましたよ。
ずいぶん昔に見たっきりだったので、久石譲の音楽と主人公が原田知世のお尻に触ったシーンしか覚えてないあたり当時のオレもかなり終わってるなと思うわけで。
ね。お尻に触って「キャッ!」とか言わせてんのね。お前この野郎。

内容としてはこれ以上ない位のエコ。
特にそこに興味はないので置いておくとして、オレが気になったのは特撮面ね。時代が時代だとは言えもうちょっとなんとかなった気がする。
つうか大分フリーダムな描写が多くて唖然とした。こんな映画だったっけ?
人ん家の犬を黙らせるために木の枝を刀よろしく振り下ろしてみたり、魚屋さんの鯛が排水溝を泳いで逃げて川を下って海に帰ったり、山崎努がラジコンのボートに乗って運転したり、原田知世がパトカーを奪って子供を誘拐した上に「一度こういうことをしてみたかった」とか言い出したり、主人公の姉の友達のメガネっ娘(図書委員)が百合に目覚めてしまって勢いで告白しちゃったりしちゃってるんです。(一部オレフィルターかかってるけど。)

一番驚いたのは嵐で荒れる川に飛び込むのを勇気だと言うくだり。
何を言ってるジジイ!それは勇気じゃなくて狂気だろ!と思わず突っ込んでしまいましたよ。

更に目を疑ったのは、主人公の姉が風呂上りにワイシャツ一枚でピアノを弾くという有り得ないサービスシーンがあること。だけどその娘あんまりかわいくないからそんなに嬉しくないんだぜ。
で、その姉は誰なのかと思って調べてみたらなんと伊藤歩だったていう。
なんとまぁ変わったこと・・・。時の流れは偉大ですね。

未だに不可解なのは、姉と顔がそっくりな謎の一匹狼の存在ね。
最後まであのキャラの必要性が今ひとつ分からなかった。
姉の友達のメガネっ娘(図書委員)が二人に色目使い始めちゃうのと主人公が姉の影をダブらせちゃうくらいだよ。どう見ても伊藤歩はエロ要員ですよね。
何?これは。こんなところで性の目覚めとか描かなくていいよ。つうか主人公は小学校低学年じゃなかったっけ?美しい国\(^o^)/

なんだかんだ言って最大の見所は猫と山崎努がじゃれてるシーン。
こんなに可愛いシーンもなかなかお目にかかれないと思う。



あーーーそろそろ目が疲れてきたんで一旦寝ます。画面が霞む。
明日残りの8個?書きますよ。

とにかく今はおやすみなさい。

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