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黒電話をきれいきれいしました 

1_20090716214501.jpg
昨日の愚痴日記の最後で書いたように、今日の午前中におばさんの家に行って黒電話をもらってきました。

素晴らしい。マーベラス。ずんぐりむっくりしたフォルムが良い。時代を感じる。塩ビ特有のしっとりした触り心地が気持ちいい。

おじさんが生前「せっかくだから保存しておこう」と物置にしまっておいたものだそうです。おじさんは本当になんでも手作りする凄い人で、野鳥を捕獲しては自作の鳥かごで大量に飼育していたのを幼心に覚えている。ちなみに確か研究目的以外に野鳥を捕獲するのは違法だったと思うんだがそこらへんはもう本人が何年も前に亡くなっているから関係ないね。
亡くなってから結構時間が経っているのに今更形見をもらったような形だ。

それにしてもグッジョブ。全体的に艶は失われているが、それでも大きな傷もなく綺麗な状態を保っている。本当に物持ちのいい人だったんだなぁ。持ち物に人柄が表れるね。

2_20090716214501.jpg
サイドビュー。でかい。吉川ひなのの顔の大きさくらいはありそうだ。

今回は、こいつに長年降り積もった埃や汚れを綺麗に掃除したいと思います。既にお気づきかと思いますが、昼間に居間で作業したのでいつもとは違う感じの背景になっております。

3_20090716214501.jpg
とりあえず受話器を手に持ってみる。いい重さだ!成人男子の手にも余る大きさだよ。子供なら両手で持つレベルの大きさだよ。
このボリューム感がたまらなくノスタルジー。スピーカーとマイクを繋ぐブリッジの部分に、成型時にできたパーティングラインが残っている。上下二分割の中空成形って事ですか。シンプルで結構。

4_20090716214501.jpg
スピーカーとマイクの蓋を外したところ。
まさかと思ってクルクル回してみたらあっさり外れてしまった。

お母さん曰く、昔はこの蓋を開けたところに芳香剤を入れておいたんだそうだ。電話に香りを求めるとはなかなか有機的で粋な発想だな。今ではとても考えられない。
つうかそもそもこんな風に受話器が開く仕様じゃないもんね。今と昔とで電話の構造も随分変わったもんだ。

5_20090716214501.jpg
マイクとスピーカーは固定されていないので、そのままポンと外れます。写真はマイク部を外したもの。裏側からコードが延びている。さすがにここは汚れてなくて綺麗だ。

6_20090716214501.jpg
真ん中に「Toshiba」の文字、左の「T-60」はマイクユニットの名前で、「71」は多分製造年だと思うんだよね。もしそうだとしたら、この電話はオレが生まれる15年前の代物ということになる。わーお。
本当によくまぁ・・・こんないい状態で残ってたなぁ・・・。ありがとうなぁ。オレは嬉しいぞ。

隙間にたまった埃をウェットティッシュと綿棒で綺麗にして次の段階に進みます。

7_20090716214636.jpg
さて本体をひっくり返した様子です。
黒い筐体は表だけなんですね。この虹色の金属光沢・・・!イイネ!
四隅にある足が随分立派だな。やはり本体の重さを支えるためにはこれくらい必要なのかしら。

ネジは上下に一箇所ずつ。重さの割りにネジが少なくないか。
年代物だからマイナスネジかと思ってたら、プラスネジだった。

8_20090716214636.jpg
裏面にはこのように型番が刻印されていました。「600-A2」だそうです。
おばさんが言うには、この前の型はダイヤルの戻りが遅く、形も若干角ばっていた、との事。

9_20090716214636.jpg
まっぷたつでございます。
まぁ電話だしシンプルな構成ですよね。

10_20090716214636.jpg
制御部分。

11_20090716214636.jpg
インターフェイス裏面。

12_20090716214636.jpg
本体裏面にあったネジを留めていたネジ穴。予想外の真鍮製。今ならこういう部分も樹脂でやっちゃうところだ。
やっぱそれなりに強度が欲しかったということなんだろうか。

13_20090716214953.jpg
制御部分のベル。二つのベルの間にあるハンマーが二つのベルの間を往復して「ジリジリジリ」と鳴るわけです。
よくよく見るとこのベル、微妙に大きさが違うのね。つまり音色が違うんですよ。ドライバーで叩いて確認したから間違いない。

確かに音を扱う機械なんだからそういう部分に気を遣っててもおかしな話ではない。おかしな話ではないけど・・・。素直に感服します。普通こんなの気にしないって。

14_20090716214953.jpg
なんかもう基盤の色が見たことない感じなんですが。パーツの一つ一つがいちいち訳わかんねえ。
この辺も拭いておこう。

15_20090716214953.jpg
内側のネジを3つ外してダイヤルを外す。ダイヤルユニットは外側から取り付けてあるのね。ちょっと意外。当然ながらパーツの合わせ目に埃がたまっていた。

ダイヤルの文字盤周辺を掃除するため、ダイヤルユニットをバラさなければならない。

16_20090716214953.jpg
ダイヤル背面の透明なケースを外したところ。物凄いアナログ感
基盤とか使ってる癖に、こういう部分はどこまでも機械的なのね。

いいね、そそる。バネとギヤのアナログ動力がたまらん。

17_20090716214953.jpg
こうして見るとパルテノン神殿かなにかに見えてきませんか。

見えませんねそうですね。オレの勘違いですね。気の迷いとか。

18_20090716214953.jpg
上から見た様子。
ど真ん中にあるネジがダイヤルを支える軸と繋がっています。

19_20090716215102.jpg
次にダイヤル側。ダイヤルの中央にある小窓を外す。樹脂製の透明な板を外すと、そこには2枚ほど紙が挟まっていた。ここに緊急用の番号とか書いておけるってことなのかしら。なんかよく分かんね。

20_20090716215103.jpg
紙を外したところのナットを外すと簡単に外れます。指を突っ込む部分ですね。経年劣化してる様子もないし、変色もしてないしで実に綺麗。樹脂なんて痛みやすい素材の筆頭だろうに。
もともとの品質が良かったのか、それとも保管状態がよほど良かったのか。
いずれにしてもこの状態を維持していきたい。

21_20090716215103.jpg
そしてこちらはダイヤルユニット。磨いたらいいさっぱりして良い色になってくれた。
この状態かわいいな。モノクロツートンに金属パーツとか素敵すぎる。ドットが・・・ドットがかわいい・・・。

22_20090716215103.jpg
表と裏の様子を見ながら作業してたら配線が切れたww全然気にしてなかったwww
まぁ分解しながら撮影してたからデジカメで確認すればどこにどうやって配線すればいいかは分かるから問題ないんだけどね。

23_20090716215103.jpg
ほらこの通り。元通りでございます。

24_20090716215103.jpg
そして全て組み上げたものがこちら。隅々まで綿棒を駆使して磨き上げましたよ。
個人的にはくすんでいるのも時間の重みを感じて好きなんだけど、少しだけピカピカな状態にもしてみたいという気持ちが湧いてきている。

試しに家の電話線に繋いで自分のケータイから電話してみたら、想像以上に大きな音でジリジリ鳴ってくれました。
なんていうかアレだ、ソバの出前を頼みたくなる音だった。一気に我が家がお祖母ちゃん家の雰囲気に。

ひとまずこいつはオレがもらっておくとして、そのうち一人暮らしを始めたらこいつを家の電話にしてあげよう。機能的には申し分ないしまだまだ現役でいけますよ。良い物をゲットした。オレご満悦。

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コメント

スズタケ先生のこういうのが見れるのはみかんの色素だけ!
みたいな。分解してみたくなります。

ダイヤル背面の透明なケースを外したところの写真見てるとホントに時代を感じる。
まさにそそる、たまらんw

しかもこれ40年前の代物なのにまだまだ現役で使えるんだから尚更すごいよね。家庭内で使う製品でこんなに丈夫に作られてる物なんて今じゃほとんどないんじゃないかな。

「古いから良い」ではなく、生き残るべくして生き残った「歴戦の猛者」って感じなんだよね。質実剛健。それがいい。
このアナログな内部機構もサビ一つない綺麗なものでした。

ドライバーさえあれば割と身近な電化製品は分解できるもんですよww

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