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「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」の感想 

学校のテストも終わったし、先日映画館に観に行ったエヴァの感想でも書こうと思う。
ここから先は盛大にネタバレを含みます。あくまで私見ですが、読みたくないって人はご注意ください。
読むなら早くしろ。でなければ帰れ!(ブラウザバック的な意味で)


全体的にとっちらかった印象を受けたのは、4部作の2作目ということで、世界観の紹介である1作目とは違って風呂敷を広げる回と位置づけているせいか。多分4部作を全部通して観たときに、ちょうどいいボリュームに感じられるように計算してるのではないかと思います。

ストーリーがTV版の焼き直しプラス完全新規脚本といった感じで新鮮な気持ちで見れました。それだけでなくキャラクターの小さな変化もたくさんあったので何度も観て楽しめるのではないかと思います。

特にアスカの変化が面白いね。
TV版であれだけ固執していた加持さんに、今回は全く触れていないんだよ。その上家族に関する描写がない。加持さんが父親の代用品みたいなものだったのに。その加持さんも、ミサトさんとの寄りを戻さず、それどころか「葛城を守ってやってくれ」とシンジに頼んだりしていた。
かつてのアスカの病的なくらい過剰な自尊心が、今回は割とあっさりしたものに変更され、他人を受け入れる心の余裕まで生まれている。寂しさを紛らわせるためとはいえ、以前のように寝ぼけてシンジの布団で潜り込んだりせず、あくまでも自分の意思で添い寝しに行くというあからさまなデレが見ものでした。でもシンジはそれをほとんど無視するというフラグクラッシャーっぷりを発揮しちゃう。シンジはアスカよりゲンドウに夢中だからね。完全に童貞力を失っている。

どのキャラクターもTV版・旧劇場版とは随分と性格が前向きになっているのが気になった。
どいつもこいつも屈折したキャラクターなのが売りだったのに、今回は要所要所で積極的になったりしているのよね。レイが食事会を企画するなんて発想はなかったわ。
TV版ではアスカが登場してから一気に作品自体の雰囲気が明るくなっているが、その演出は今回も踏襲しているようだ。主人公を食いかねない勢いの格好良い登場シーン、とかね。

TV版が放映されていた90年代の日本は、バブルがはじけて以来の不景気は終わりが見えず、自殺者が増えるなど誰もが疲れていた時代だった。そういった状況の中でエヴァというアニメが生まれた事、シンジのようなキャラクターが出てきた事は大きな意味があったと思うが、それを今の日本でそのままやることにどれだけ意味があるのかというのは新劇場版の制作発表があった時に思っていた。
「破」の内容を見て思うのは、ここまでキャラクター造形にアレンジを加えた事で、脚本だけでなく作品としても当時のエヴァとは全く違ったものにしようというスタッフの意図が見て取れる事だ。


全体的にオタク歓喜な要素が満載。特にアスカはスタッフに愛されてるな。サービスシーン多いよ。ご馳走様でした。風呂から飛び出した後のストローのディフェンスの堅さが憎らしい。ローアングルの多さではレイやマリを抑えてアスカが断トツでしたね。

カヲル君は今回も絶好調でしたね。ゲンドウに対して「お父さん」とか言ったり、最後の最後で「今度こそ君だけは幸せにしてみせる」などとシンジに向かってプロポーズのごときセリフを吐くなんて。
腐女子大歓喜ですね。隣に座ってたカップルなんか噴出してたぞ。「序」の初登場シーンでは全裸を晒し、今回もまたこんな事言っちゃうとかカヲル君ネタキャラ化してないか。いや、彼は元々ほとんどネタキャラか。こんな事言ったらジュネ読者に怒られますか。

新キャラのマリに関しては公開前から個人的に期待していたのですが、映画を観たら期待以上のキャラだったので大喜びです。
要素だけ抜き出すとすごいよ。「赤縁メガネ」「ツインテール」「ニーハイ(個人的には黒タイツであって欲しかった)」「巨乳」「謎めいたキャラ」「ネクタイとチェックのスカートの制服」「碧眼」「語尾が『にゃ』になったりする口調とエキセントリックな性格」そしてなにより「CV坂本真綾」。強い、強すぎる。
それにしてもマリの巨乳アピールっぷりが清々しいくらいだね。仮設五号機のプラグスーツでは「胸がキツイ」といい、ネルフの新しいプラグスーツでは「ぴったりして気持ちいい!」とその大きな胸を弾ませ・・・。ことあるごとに胸ムネむね・・・。なんだこいつ。
そんな女の子が空から降ってきた上に、そのおっぱいで窒息しかけるだなんてシンジの主人公補正はハンパないな。

マリは徹頭徹尾おっぱい要員っぷりを発揮し続ける優秀なオタク向けキャラだと思います。マリのカットの内半分くらいはおっぱいに関する描写だったんじゃないか。そうでなくともこれまでのエヴァのキャラ造形の傾向からは外れたキャラであることは間違いない。実際マリは狂言回しの役割を担っているので、あの緑色の電王みたいなプラグスーツは世界観とのギャップ、他のチルドレンと一線を画しているんですよって事を表してるとも考えちゃってもいいかも知れない。今後どういった形でストーリーに絡んでくるのか楽しみだ。

そうそう、マリのプラグスーツのデザイン意図に関して少し思ったのだけど、あの後ろから胸を鷲づかみされてるように見えるデザインは、マリがおっぱい要員だということを暗に示していたんじゃないか。直球といえば直球のデザインではあるね。もっと早くに気付くべきであった。
貞元さんの絵だとスレンダーなプロポーションばかり強調されて胸の大きさはほとんど違いが分からないから、演出やセリフで補足してくれるのは、そのなんだ。助かる。

それからスタッフの遊びとして気付いたのは、アスカが持ってるゲーム機がワンダースワンだったり(余談だけどオレのPCの起動音もワンダースワンの起動音)、トウジがさりげなくヒカリを守ってたり、加持さんがシンジに迫って「アッーーー!」とかね。なんだかスタッフが本当にエヴァを好きなんだろうなというのが感じられてとても良かったです。


アスカのクローン疑惑が公開前から囁かれているのが気になってしょうがない。
その根拠となったのは式波という名前。エヴァのヒロインの苗字が旧日本軍の戦艦の名前なのはTV版から変わらないが、敷波(しきなみ)は綾波と同じクラスの駆逐艦の名前とのことで、このことからアスカもレイと同じようにクローンなんじゃないかと。今回の劇場版を観るとそれを裏づけるような描写が散見できたのよね。
社会現象にもなったエヴァを代表するアイコンとして、「傷だらけの少女」というものがある。言うまでもなくレイのことだが、今回の劇場版ではそれを包帯ではなく絆創膏と解釈したとすると、レイに感化されて料理を始めたアスカにも「傷だらけの少女」というアイコンが与えられているように見える。むしろレイからアスカに役割が移り変わっている?

また、アスカの「そっか。私笑えるんだ」というセリフは、TV版のレイの「これが、涙?泣いてるのは、私?」と対応し、他人との関わりの中で自分の感情に気付いた直後の死というところも一致している。アルミサエルに侵食されてシンジのために自ら死を選んだレイと、バルディエルに侵食されてシンジに殺されたアスカ。
これだけでアスカがクローンだと判断するのは早計かも知れないが、少なくともアスカがレイ化しているように見えるのはオレだけではあるまい。
アスカが今後どういった形で再登場するかが気になるところだね。

ダミープラグでフルボッコにされるシーンのBGMが「今日の日はさようなら」だった事も、アスカの再登場を示唆しているのではないでしょうか。「いつまでもたえることなく 友達でいよう」「今日の日はさよなら また会う日まで」。
まぁ予告編で眼帯したアスカが一瞬だけ出てきたから確実に再登場するんだろうけど問題はアスカのコアが無事なのかどうかだね。


人の姿を捨てた弐号機とその手のひらに乗るシンジが、マンガ版の巨神兵オーマとナウシカそっくりっていうのが気になる。これはアニメ版ナウシカで崩壊する巨神兵の原画を担当した庵野によるオマージュとしての意味もあるだろうし、ひょっとしたら今後の展開を読む上で大きなヒントになるかも知れない。

マンガ版ナウシカに登場する巨神兵オーマは世界の調停者で、ナウシカはアニメ版のような救世主ではなく、「火の7日間」で滅んだ旧世界の汚染を浄化するためのシステムをぶっ壊したりしてます。さて、これをどう見るか。
シンジなんかご丁寧に聖痕まで付けられてる上に、初号機はウルトラマンっぽい外見になってどんどん救世主への道を突き進んでいるわけですが。旧劇場版ではシンジが聖痕を付けられたのは初号機が量産型に捕まってからで、その直後にサードインパクトが起きている。この辺も大分脚本弄ってるね。
あーでも弐号機の手のひらに乗ったあとすぐに自分の意思で飛び降りてるなぁ。うーむ。


個人的にはそれなりに面白かったんじゃないかなと思ってます。思い出補正がかかっている作品だし、今後どういう展開になっても多少のことでは「ありえねえ」なんて言う事はないと思います。

ただ、少しどうかなって思ったのが、マリの巨乳キャラアピールとアスカのローアングルの多さにオタクは大喜びしても、それが逆に「序」やパチンコでエヴァに興味をもった一般人は思い切り引いちゃうんじゃないかなと思ったのよね。
「序」のように一つの映画としてある程度すっきりした形にしようという意図が見えるでもなく、やたらめったらオタ臭のするシーンが出てくる狙いが分からん。もはやエヴァがオタクだけに消費されるものとも思えないし、そうだからこその新劇場版だと思ってたから何だか首を捻らざるを得ない。あくまでオタクのために作ってるんですっていうなら分かるんだが。


138L.jpg
こちら、劇場で購入可能な数量限定生産のフィギュアセットでございます。結果から言うと買いました。ポップコーンを塩味にしたので1500円。
しかしながらこれを買うべきか否かで迷いましたよ。最終的に購入に踏み切ったのは、この1500円という値段が妥当だと判断したから。

オレが行った映画館ではソフトドリンクがMサイズで320円、ポップコーンのMサイズは450円で販売されており、フィギュアを抜きにすれば770円相当の値段になる。そこからフィギュアの値段が差し引き730円だと判断する。
16cmのフィギュアなら、コンビニで売っている500円の箱フィギュアでも「大きいな」くらいのレベルで同程度のサイズのものはあるので、まぁまぁ買ってもいいかなとも思えるがこの時点ではまだ判断できない。

ここで映画館限定品というものがどれほどプレミアムなものかを考える。
ポイントはこのフィギュアが「数量限定生産」であって「○万個限定生産」ではない点だ。生産数を示していないので100万個作ったかも知れないし、5万個しか作ってないかも知れない。大量生産品というものは、多く作れば作るほど単価が安くなるので、このフィギュアが仮に730円という比較的安価に収まっているとすればそれなりに生産しているという事になる。すると希少性が薄くなりプレミア的な価値はないと判断できる。これではおいそれと買うわけにはいかなくなってくる。

しかしながらエヴァを上映している映画館自体が限られている=フィギュアを手に入れられる場所が少ないという状況を考えると、このフィギュアを手に入れることが難しい人が出てくる。そこに需要が発生する。
通常、ゲーセンで手に入れられるプライズ品のフィギュアは、付加価値が付かない状態でも1500円前後で売られている。これらの事を考慮した上で、今回のアスカのフィギュアを転売した際にどれだけの値段が付くかを考えると、プライズ品より明らかに生産数の少ないアスカのフィギュアに1500円以上の値が付くことは想像に難しくない。

そうしてオレはこのフィギュアがフィギュアの単価どころかセット価格すら超える価値を持っている事を確信し、意気揚々とポップコーン売り場へ向かったのだった。

そして受け取ったフィギュアがこれ。
CIMG0366_20090726130102.jpg
こんなのオレのアスカじゃない!!

鼻の位置低いよ!中途半端にリアルっぽくしようとすんなよ!もっとよく設定画見て作れよ!
エッジの甘さとかは値段が値段だし仕方ないにしてもフィギュアの命である顔がこれっていうのはどういうこと!?

CIMG0367_20090726130430.jpg
全体のプロポーションがそれほど悪い出来じゃないから余計にこの顔の造形に腹が立つ。
パーツ構成も分割も普通だしこれといって特殊なことをやってるようにも見えない。なるべくコストがかからないように作ってるなというのが見て取れる。・・・どこに発注したんだよ。

後ろに並んでいた高校生の集団に小声で「キメェ」とか言われた事よりフィギュアの出来が悪かった事の方がショックだ。必死こいてフィギュアの価値を5分で弾き出したのに。これじゃあ全ての計算が無駄になる。これをプレミア価格で買いたい奴なんているのか?まぁ転売なんて無粋な事はしませんが。


以上です。おつかれさまでした。

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コメント

人物の重要度とかに関係なく中途半端に軍艦の名称なんだよなぁ。なんで主役級の奴が駆逐艦で、脇役が巡洋艦とか航空母艦なんだろ。しかもそのままでいいのにわざわざ漢字が変わったりしてる奴もいるし。
まぁそれは置いといて、一般人は内容やキャラ設定にひく前にまわりのヲタに完全にひいてたなwww

  • [2009/07/26 18:18]
  • URL |
  • 薔薇とゴジラと沢口靖子
  • [ 編集 ]
  • TOP ▲

いつも思うけど本当にお前は知識がいい感じに偏ってるなwww

>一般人は内容やキャラ設定にひく前にまわりのヲタに完全にひいてた

全くだなwwww
あんだけオタクと非オタが同じスペースに集まることなんて滅多にないから非オタにしてみればカルチャーショックな事も多かったんじゃないかなwww

冷静に考えてみればフィギュア付きポップコーンセットなんてスターウォーズとかスパイダーマンみたいなカッコイイハリウッド映画でもない限りそう簡単に容認されるもんでもないわな。ドン引きされて当然です。

俺が観たの渋谷で夜だったからなぁ、それはそれはひどかったがね
夜半にスクランブル交差点を埋め尽くすエヴァ話を咲かせる連中w
それを不審な目でみる一般人ww
それを高い所で酒飲みながら見下ろす俺の一行www

俺はヲタぢゃない! と言い続けてるけどそこら辺はやっぱり日本人だね俺
高い所から他の人を見下ろして優越感に浸るっていうwwwwちなみに人並みはずれたダメ人間の自覚はあるぜ

  • [2009/07/27 04:05]
  • URL |
  • 薔薇とゴジラと沢口靖子
  • [ 編集 ]
  • TOP ▲

いやいやお前は立派なオタクだと思うぞwwwwwダメ人間どころの話じゃないよwwww

そういえばエヴァを上映するちょっと前にレイのコスプレした女性数人がキャンペーンで渋谷の街を練り歩いたとかいうニュースを見たなぁ。
オレの思ってる以上に渋谷って既にアレな街になってるってことなのかねww一般人とオタクがお互いに望まずして行き交ってるってのも不思議な光景だなwww

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